2007.9.17

今回でSESのホスト役を退くことになったDanny Sullivan氏の、これも毎回おなじみとなった初日の基調講演ともいえるセッション「Introduction to Search Engine Marketing(検索エンジンマーケティング入門)」で紹介されたデータです。

Danny

このセッションでは、毎年、基本的にはWeb初心者を対象に、SEOとSEMの違いや、代表的な手法などを非常に分かりやすく解説すると共に、参加者の興味関心やレベル毎に、SESでのお勧めのセッションを紹介しています。(今後のSESでは、誰がこのセッションを担当することになるのでしょうか。。。)

さて、このチャートは「SEOとは何ぞや?」という一節の中で紹介されたものです。

サイトを制作する場合、代表的なブラウザであるインターネットエクスプローラ(IE)上で、きちんと表示されるかどうかを気にする人は多いと思います。しかしながら、インターネットユーザの実に90%は検索を利用しており、即ち、全てのサイトは、「検索エンジン」によってフィルタリングされた後、始めてインターネットユーザの目に触れることになります。

従って、Webサイトを制作する際に、IEで正しく表示されるかどうかを気にするのと同じくらい、あるいはそれ以上に、インターネットユーザの90%が利用する検索エンジンという「ブラウザ」に、自分のサイトが正しく読んでもらえているかどうかを考えることが極めて重要となります。

SEO対策というと、「検索エンジンは画像は読めないので、テキストデータが重要。。。」といった各論に入ってしまいがちですが、特にWeb初心者に対しては、これは非常にわかりやすい説明だなぁ、と関心をしながら、Sullivan氏のSESでの最後の講演に聞き入った次第です。


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