2008.2.20

iPhone

Googleの発表によると、米国ではiPhoneからの検索数が、他の携帯端末からの検索の50倍にも達していることが分かりました。Googleの担当者自身、最初は「何かの間違いでは?」と思ったそうですが、今後、他のメーカーもiPhoneに追随し、簡単にWebにアクセスできる携帯端末が普及すれば、数年後には、携帯端末からの検索がPCを上回る可能性も出て来たようです。

これだけ読むと、米国もいよいよモバイル大国への道を歩み始めたようにも思えますが、その道筋は日本とは少々異なっているようです。

iPod Touchをお使いの方ならご存知かもしれませんが、iPhoneにもMacの標準ブラウザであるSafariが登載されており、iPhoneユーザーがアクセスしているのはPC用の検索サイトということになります。つまり、米国においては、デバイスによる検索エンジンの壁が崩れ、モバイルユーザーもPCユーザーと同じ検索エンジンを利用するという方向に向かっていると考えられます。

最近、米国のYahoo!は、大手携帯キャリアであるT-Mobileの公式サイトに検索エンジンを提供する契約をGoogleから勝ち取りました。日本で言うなら、Googleを押しのけて、NTTドコモの携帯ポータルに採用された、くらいのインパクトがありそうな話ではありますが、多くのユーザーが携帯端末からもフルブラウザを使ってPCサイトを検索するようになれば、モバイル検索サイトの広告媒体としての価値は徐々に失われていくことになるでしょう。

一方、日本では「ハンドヘルド端末」は成功しないというジンクスもあるようで、筆者も実はかつてモトローラのM1000という端末を使っていたことがありますが、確かに、満員電車で片手でメールが打てない端末は、日本では厳しいなぁ、という感想を持ちました。

そういう意味では、近い将来、iPhoneが日本に上陸しても米国のように広く普及するのか不透明ではありますが、一方、jigブラウザなど、携帯電話で利用できるフルブラウザも増えており、パケット定額制という追い風もある中、日本でもデバイスによる検索エンジンの壁は、意外に早く崩れていくのかもしれません。


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