SES自体には、特に「共通テーマ」のようなものは設定されてはいないのですが、今年のSESの根底に共通するテーマらしきものは、どうやらコレのようです。
GoogleのCutts氏をはじめとする業界の「大物」達によるパネルディスカッションでも、今後、Googleに取って替わる企業やサービスは現れるのかというテーマで熱い議論が交わされました。
・莫大な人的・経済的資源をもつマイクロソフトでさえ、いまだなし得ていないことを、他の企業にできるはずは無いだろう?
・複数の有力企業による「競争状態」こそが資本主義の正しい姿だと言いながら、どうして検索業界のことになると、「Googleに勝てない企業は存在する価値が無い。」といった極端な議論になってしまうのか?
・中国や日本ではGoogleが覇権を握っているとは言えないが、だからといって、中国最大の検索エンジンである百度(Baidu)が「Googleキラー」ということになるのか?
などと議論は百出しましたが、残念ながら、「時間切れ引き分け」で結論は出ず、という感じでした。
みなさんはどうお考えですか?