グーグル版「いいね!」とも言える「+1」ボタンが、サイトにも設置できるようになりました。Search Engine Landに掲載された参考記事(英文)はこちらから。
サイトに貼付するコードは、こちらで生成できます。
米国では、既に、アドワーズ広告を含む、グーグルの検索結果には、「+1」ボタンが設置されており、これまでも検索結果に対して「+1」を押すことは出来ました。今後は、サイトにも「+1」ボタンが設置されることで、例えば、自分の友だちが、あるホテルのサイトを訪問し、そこに設置されている「+1」ボタンを押した場合、そのホテルのアドワーズ広告には、自分の友だちが「+1」していることが分かるようになります。(下図はSearch Engine Landのサイトに掲載されていたイメージ図です。)
グーグル検索の日本版で、いつ「+1」が実装されるかは、まだ発表されていないようですが、この機能が使えるようになった場合、自分のソーシャルグラフの中で「+1」を押している人がいるか否かで、自然検索やリスティング広告のクリック率、延いては、コンバージョン率にも影響が出ることも考えられます。
一方、「+1」のソーシャルグラフは、GoogleのコンタクトリストやBuzz、Gmailなどでつながっていると思われる人になりますので、極端な話、Twitterやフェイスブックは使っているが、Googleのアカウントは開いておらず、こうしたサービスも利用していないという人には、何のインパクトも無いということになります。つまり、日本において、この「+1」が、SEO・SEMに一定のインパクトを持つかどうかは、Googleのソーシャルグラフが日本でどこまで広がるかに大きく依存する、といっても良いでしょう。
それにしても、Twitterも、昨日から、外部のブログやウェブサイトから、直接、フォローできるボタンの提供を始めましたし、フェイスブックの「いいね!」も含めたボタン戦争が激化する中、サイトに、どのボタンをどう配置すべきか、頭を悩ませる場面も増えそうですね。。。
(by Rod Hiroto Izumi, Founder & Co-CEO, Le Grand)