2013.10.03

 「インターネットユーザーの60%以上がソーシャルメディアを利用している今、PR活動にはEarned mediaの有効活用がカギである」と語るのは、このセッションでスピーカーを務めたLisa Buyer女史。

2013年のデジタルストラテジストTOP40 にも選ばれているBuyer女史は、オンラインPRやソーシャルメディアを活用したブランディングのエキスパートで、SESへの登壇は今回で6回目となります。「Social Publicity and Publishing: How to Earn it, Grow it, Brand it.」と題したこのセッションでは、様々なツールを用いてソーシャルメディアを活用したPR活動について講演しました。

最初に、モバイルやソーシャルメディア経由でニュース・情報を入手する人が増加していることを示したデータを紹介したBuyer女史は、ソーシャルパブリシティで重要なのは、ニュースリリースやブランドストーリーをより多くの人に共有するコンテンツはビジュアル化してメディアの関心を惹く、といった点を挙げました。
これらで成果を上げるためにはツールやプラットフォームの利用が大きなカギとなります。ここでは、Buyer女史が実際に利用しているツールや話題のサービスについて幾つかご紹介します。

■RebelMouse (https://www.rebelmouse.com/
TwitterやFacebookなど自分のSNSページを一か所にまとめたページを作成するサービス。自分のTweetやFacebook、Instagramに投稿したテキストや写真が同一ページで確認することができます。カスタマイズすることもでき、「人に見てもらう」ためのサービスなので、企業PRの場として利用されています。Google Analyticsとの連携が可能。

■Triberrhttp://triberr.com
約5万のブロガーやインフルエンサーが登録しているコミュニティサイト。登録企業は、このコミュニティサイトに情報を投稿し、ブロガーやインフルエンサーのブログやサイトで取り上げてもらい、拡散してもらう仕組み。

■HaikuDeck http://www.haikudeck.com/
簡単に美しいプレゼン資料を作成できるiPad専用の無料アプリ。フォントを選び、イメージ素材を追加して“読ませる”リリースにグレードアップ。
毎日膨大な量のリリースを受け取るメディアやジャーナリストに記事に取り上げてもらうためには、様々なディバイスで受け取ることができ、ビジュアル的に目を引くコンテンツ作りは必須ですね。

Buyer女史は、TwitterやGoogle+等を通じてコミュニティと関わるきっかけを持ち、従来のメディアにかわりソーシャルメディアを使って、コストをかけずにPRしていくことが主流になっていくだろう、と語っていましたが、従来のメディアやジャーナリストだけでなく、ブロガーやインフルエンサー、さらには一般人にダイレクトにPRすることが可能となり、企業にとってはチャンスが何倍にも広がったといえるでしょう。

まだ日本仕様にローカライズされていないツールやサービスも多いですが、競合の一歩先行くためにも、みなさんも積極的にトライしてみてはいかがでしょうか?

なお、欧米の業界最新情報をいち早く入手したいという方は、来年2月のルグラン主催、SESロンドン視察ツアー にぜひご参加ください。

【SESロンドン視察ツアー(予定)】
東京発:2014年2月10日(月)
SES視察:同2月11日(火)-13日(木)
企業訪問:同2月14日(金)
ロンドン発:2014年2月15日(土)→東京着は日本時間の2月16日(日)
概算費用:670,000円程度の見通し *
* 往復航空券、ホテル5泊、SES入場料、空港-ホテルの送迎、毎朝食及びウェルカムディナーを含みます

【参加の仮申込やお問い合せはこちらから】
メール:ses@LeGrand.jp
電話:0120-066-898

(by Tomomi Yokota, Business Development, Le Grand)

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