2007.8.23

毎年SES期間中に、Google本社(「キャンパス」と呼ばれます)では”Google Dance”というイベントが開催されます。

かつてGoogleが月に一度、インデックスを更新していた頃、全ての更新作業が完了するまで、検索するたびに掲載順位が変動する現象が起きていました。この状態が「Googleが踊っている」ということで、”Google Dance”と呼ばれていました。

ご存知の通り、現在、Googleのインデックスは日々更新されていますので、”Google Dance”という現象自体は見られなくなっていますが、Googleキャンパスで行われるパーティに姿を変えて、今も”Google Dance”という言葉だけは生き残っています。

この”Google Dance”には、SESの参加者や出典者であれば、誰でも参加することができ、SES会場とGoogleキャンパスの間は、無料送迎バスまで用意されるという徹底したホスピタリティです。

G Dance Bus

食事は飲み物は全て無料、ということで有名になったGoogle本社のカフェテリアですが、”Google Dance”会場には、キッチンから大量の食べ物が続々と運ばれ、これらも全て無料でした。おまけにお土産にTシャツまで頂きました。

G Dance Campus

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2007.8.22

今年も全米の「SEMオタク」がサンノゼに集まってきました。

SES Dunny

これまでSESのホスト役として、カンファレンスのプロデュースや、講演者の招聘を行ってきた米国SEM業界の大御所Danny Sullivan氏は、今回のサンノゼ開催を最後にSESからは手を引き、今後は、自ら新たに立ち上げたSearch Marketing Expoの方に専念するということで、SESにとっては、一つの節目となるカンファレンスと言えそうです。

ご存知の方も多いと思いますが、実は東京でも、2004年から2006年にかけて3回、SESが開催されました。ただ、その内容は米国で開催されているカンファレンスと比べると相当見劣りがするという印象を持っていましたが、案の定、2007年以降、東京での開催は無くなりました。ここサンノゼのSESでは、最新の情報を求めて全米から集まった検索エンジンマーケティングに携わる企業のマーケティング担当者と、彼らを顧客に取り込みたいSEM/SEOの専業代理店やコンサルティング会社、ツールベンダーとの間で「真剣勝負」が繰り広げられています。

実際、このカンファレンスに参加するには、1日あたり約10万円、4日間分をまとめて購入しても約22万円の費用がかかります。それに比べて、東京のSESは、2004年と2005年が5,000円、2006年は3,000円に値下がりし、しかも事前登録すれば無料という価格設定でしたから、参加者の真剣度合いが違うのも無理のないことだったのかもしれません。とはいえ、最大の敗因は、東京での開催をコーディネイトしていたのが展示会などの企画・運営を行うイベント会社であり、SEM業界に知見と人脈を持つDanny Sullivanのようなプロデューサーがいなかったことではないでしょうか。

そういう意味で、Danny Sullivan無き後のSESがどこへ向かうのか、彼が新しく立ち上げたSearch Marketing Expoとの覇権争いの行方も含めて、今後の動向が非常に気になります。なお、Web担当者Forumには、今般、SESの代表に就任したKevin Ryan氏へのインタビューの翻訳記事が掲載されていますので、興味のある方はこちらもご一読ください。

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