2009.9.13

日本時間で先週の金曜日にCNBCで放映された米国ヤフーのキャロル・バーツCEOとのインタビュー(英語)のビデオクリップです。

矢継ぎ早に繰り出される「意地悪」な質問と、還暦を過ぎてヤフーのCEOの就任したバーツ氏が、それを必死で(でも努めて明るく)かわそうとする「攻防」は、観ていてなかなか面白いです。この中で「マイクロソフトからの買収提案を受け入れておけば良かったのでは?」という質問に対し、当初、バーツ氏は「私はその場に居なかったし、当時と今とでは経済環境も違うのでコメントできる立場にはない。」といってかわそうとしたのですが、次に「じゃあ、仮にあなたが当時もヤフーCEOだったら、どうしていたと思いますか?」と尋ねられると、「受けたに決まってるじゃない!私はバカじゃないわ!」との答えが。。。

ん? ってことは、オファーを蹴ったジェリー・ヤン氏が「バカ」だって言ってるんでしょうか!?

その他にも、「これまで決断ができなかった経営陣に代わって、あなたは『もう検索技術を磨くことには投資しない』という英断をしたわけだけど、他に、ヤフーが『もうやらない』と決めたことはないの?」とか、インタビューの最後には「で、あなたは、まだしばらくはヤフーにいるつもりなの?」とか、何ともまぁ、言われたい放題のインタビューでした。。。

ちなみに、ヤフーの将来像について、バーツ氏は「もっと整理・統合された情報を提供できるプラットフォームとして、人びとのインターネットライフの中心的な存在になることを目指す。」とも語っていました。ちなみに、それを実現するための戦略は、日本でも進行中のMy Yahoo!のサービス強化、だそうです。以下、バーツ氏のインタビューでの発言です。

「朝起きて、さぁ何を検索しようかなんて、少なくとも私は思わないわ。私が欲しいのは、最新のニュースとか株価とか、世の中で起こっていることは何なのかを教えてくれるサービスよ。」

「Twitterでつぶやいたかと思ったら、Facebookで友人が何をしてるかを追っかけたりしなきゃいけないなんて、面倒くさくない?」


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