2009.11.26

米国のSEMPO(Search Engine Marketing Professional Organization)から、事業会社で働くSEO/SEM担当者の給与に関する興味深い調査結果が公開されましたので、ご紹介したいと思います。

sempo_logo

・100年に一度ともいわれる世界的な不況の中、企業のSEO/SEM担当者の給与は前年調査時と比べて上昇している。
・職位別の年収レンジは以下の通り:

– 経験1〜3年の担当者レベル:4〜8万ドル(約400〜800万円)
– シニアマネージャーレベル(課長〜部長級):7万〜12万ドル(約700〜1,200万円)
– 部門を統括するヴァイスプレジデントレベル(部長〜本部長級):16万〜25万ドル(約1,600〜2,500万円)

調査対象者の相当数がカリフォルニア州に集中しているという事情を割り引いて考える必要はあるとしても、日本の一般的な企業で、ネットマーケティングの担当者にこれだけの給与水準を呈示しているケースは極めて稀ではないでしょうか?

これは、米国においてSEO/SEM担当者が持つノウハウやスキルの重要性が高く評価されていることを表していると同時に、こうした給与水準を呈示するからこそ、金融やコンサルティング業界などからも、計数管理能力に秀でた優秀な人材を呼び寄せることができ、それが、米国のSEO/SEM業界全体のレベルアップに繋がるという、ポジティブなサイクルを形成している点も注目に値します。弊社が提携関係にある英国のSEM代理店などに話を聞いても、やはり、同様の傾向にあるようです。

なお、SEMPOの調査結果(英語・PDFファイル)はこちらからダウンロードできます。

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