2010.6.20

昨晩(6/19)のワールドカップサッカー日本対オランダ戦。iPhoneアプリのブブゼラを鳴らしながら、子供たちとTVで観戦しましたが、結果は、ご存じの通り、0-1で惜敗。でも、優勝候補といわれるオランダを相手に大善戦でしたね。

ところで、日本対オランダの試合が行われたのは南アフリカの「ダーバン」という街。放送中、何度も「ダーバン」という言葉を聞くうちに、「ダーバン」ってどんな所なのかなぁ、そういえば、あの有名な紳士服のブランド名も「ダーバン」だったなぁ、などと思いながら、「ダーバン」で検索をした人は、自分以外にもいたんじゃないかと思って調べてみると、やっぱり!

D'URBAN

これは、キーワード「ダーバン」を含むキーワードの検索数の変化を、6/19の深夜零時から1時間毎に追ってみたものですが、試合の中継が始まった19時台から急激に増え、試合開始前後の20時台にはピークに達しています。21時台以降は、みなさん、試合に没頭したこともあってか、検索数は急落。その後、深夜零時〜1時にかけて、再び検索数が増えたのは、ニュースなどを見た人が、検索を始めたのかもしれません。

言うまでもありませんが、昨夜、「ダーバン」で検索をした人の多くは、サッカーの試合が行われた「ダーバン」を探していたのであって、紳士服を探していた人は非常に少なかったと思われます。ですが、もし、「ダーバン」の紳士服を販売しているショップや店舗などが、リスティング広告で、このキーワードに入札をしている場合、サッカーファンの検索に対しても広告は表示されてしまいます。

こうした場合、広告文で「ダーバンの紳士服を販売しているサイトである」ことをきちんと明記しておかないと、南アフリカの「ダーバン」を探している人にも広告をクリックされてしまう可能性があるので注意が必要です。

このように、広告文には、時に「関所」の役割、つまり、ターゲットではない検索ユーザーにはクリックをさせない工夫も大切になります。

ところで、紳士服の「ダーバン」と、南アフリカの「ダーバン」は、実は無関係ではないということ、ご存じですか?

「ダーバン」の紳士服を製造・販売しているのは「レナウン」という会社で、その社名の由来は、1922年に英国の皇太子が来日した際に乗っていた巡洋艦の名前が「レナウン」であったことから、当時繊維産業の先進国であった英国にあやかりたいということで、これが社名になったとされています。

そして、「ダーバン」というブランド名は、同じ艦隊にいた、もう一隻の巡洋艦「ダーバン」が由来となっています。この船名は、当時、英国領であった南アフリカの軍港「ダーバン」、つまり、今回、日本対オランダの試合が行われた街の名前にちなんでつけられたのだそうです。

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