先週、金曜日に、WEB業界に特化した人材派遣会社サポタント株式会社様主催による『リスティング広告入門セミナー』が開催されました。
当日は弊社COO梅津より、リスティング広告の効果を高めながら、かつ、キーワードや広告文の管理・編集を効率的に行うためのヒントについてお話をさせて頂きました。
たとえば、リスティング広告を始める際に、必要以上に多くのキャンペーンを作成したりしていないでしょうか？異なるキャンペーンを作成する場合、そこには「機能上」もしくは「管理上」いずれかの理由から、異なるキャンペーンであるべき「理由」が必要です。
機能上の理由になるものとしては、「予算」や「配信スケジュール」あるいは「配信地域」など、キャンペーンレベルでないとコントロールができない要素が挙げられます。もし、北海道と沖縄で、プロモーションの対象となる商品やサービスの内容が異なる場合、配信地域はキャンペーンレベルでしか設定できませんので、これを一つのキャンペーンの中で管理することはできない、といった具合です。
一方、「管理上」の理由として、「商材」や「目的」「ターゲット層」などが異なる場合にも、キャンペーンを分けた方が管理がしやすいことがあります。たとえば、同じECサイトの中でも、高額な商材と安価な商材がある場合、それぞれについて、異なる獲得コストの目標を設定した上で、管理・運用をした方が良いこともあるでしょう。こうした場合に、キャンペーンを分けておけば、それぞれのキャンペーンが、目標とする獲得コストの中で運用されているかどうかを一目瞭然で確認することができます。
また、キャンペーンや広告グループの名称も重要です。安易に担当者名や連番などを付けてしまうと、リスティング広告の担当者が変わったり、社内の別の人がキャンペーンの内容を確認しようとした際に、そもそも、個々のキャンペーンや広告グループがどういう意図をもって作られたかが分かりません。時間の経過と共に、本人ですら、そもそも、どうして別々のキャンペーンにしたのかを忘れてしまうといったことも珍しくありません。
こうした場合にも、先に述べた「機能上」「管理上」の理由が分かるような名称（e.g. 「北海道地区」「沖縄地区」「高額商材」「一般商材」等々）をキャンペーンや広告グループの名称に含めておけば、誰が見ても、どういう意図をもってそのアカウントが構成されているのかが非常に分かりやすくなります。
次に広告文については、「顧客とサイトを結ぶ架け橋である」とした上で、その橋を、できるだけ多くの人に渡ってもらいたいのか、あるいは、ターゲットとなる人だけに渡ってもらいたいのかによって、広告文に書くべき内容も変わってくる、というお話をしました。
また、古くなってしまった橋は、誰も渡りたがらないのと同じで、長期間、全く手を加えられていなかったり、その結果、既に過ぎてしまった季節やイベントについて書かれた広告文が残っていると、当然、クリック率は下がり、最終的には広告の「品質」にも悪い影響を与えてしまう可能性があります。
そのため、広告文については、定期的な見直しが必要となりますが、特にキャンペーンや広告グループの数が多い場合や、セールなどが頻繁に行われる場合などは、広告文を修正・更新するのも骨が折れます。そうした場合に考えたいのが、ツールの活用です。本セミナーにおいては、ルグランが開発したリスティング広告の管理・運用ツール『ルグラン リスティングエディター』の便利な使い方についても、簡単にご紹介をさせて頂きました。
ただ、こうしたツールは、あれこれ話を聞くよりも、実際に触ってみるのが一番です。『ルグラン リスティングエディター』は、30日間、正式版と全く同じ機能を無料で試すことができますので、まだ、お試し頂いていない方は、この機会に、ぜひお試し版をダウンロードしてみて下さい。
なお、セミナーの最後には、弊社コンサルタントの町田より、弊社もお手伝いをさせて頂いているサポタント様のサービス「新規アップタント！」のご紹介も兼ね、実際にこのサービスをご利用頂き、リスティング広告の新規導入を果たされたティーエルシードッグフードジャパンの代表取締役 皆川次人様にもご登壇を頂き、町田との対談形式で、リスティング広告の導入から成果が出るまでの足跡についてお話を頂きました。
皆川様からは、
・SEOで充分と思っていたが、SEMにもチャレンジしたことで更に売上を伸ばすことができた。
・ルグランのコンサルタントからは、広告文などについてプロの視点で客観的なアドバイスがもらえた。
・サポタントからの派遣スタッフは、その後の継続的な管理・運用作業を担当してもらって大変助かっている。
といったコメントを頂きました。
ルグランでは、今後も、リスティング広告をこれから始めたい、あるいは自社でリスティング広告の管理をしたいが、ツールや導入支援などのサポートをして欲しい、といった方々を対象にしたセミナーなども、定期的に開催していきたいと思います。
