グーグルでは、これまでも検索ユーザーの好みに合わせて、検索結果を「パーソナライズ」する機能を色々と提供していますが、日本時間で本日(3/11)の未明に、グーグルでは任意の検索結果をドメイン単位で、ユーザーが自由にブロックできる機能を発表しました。
これにより、例えば、よく使う検索キーワードに対して、自分が探しているものとは関係ないサイトが上位に表示されている場合などに、そうしたサイト(ドメイン)を検索結果に表示させないようにすることができます。様々なニーズや目的を持って検索エンジンを利用するユーザーに対し、できるだけ検索結果の品質を高めるために行われた努力の一つ、と言えるでしょう。
グーグルの発表によると、ブロック機能は、今のところ、Google.comを英語環境で利用した場合で、かつChrome 9以降、IE8以降、もしくはFirefox3.5以降のブラウザを使用している場合に利用可能となり、他多言語については、その後、順次対応とされています。しかしながら、3/11の午前7時時点では、日本(東京)から、Chrome10.0を使えば、google.comだけでなく、google.co.jpを利用した場合にも、下図の通り、ブロック機能が使えることが確認できています。(一方、同じタイミングで、Firefox3.6で試してみたところ、google.co.jp、google.comいずれでも、まだブロック機能は使えませんでした。)
なお、検索結果にブロックしたドメインが含まれている場合には、検索結果の下部に『Personal Blocklist 拡張機能によって一部の検索結果が除外されています。』というメッセージが表示されます。その横にある『表示』ボタンを押すと、ブロックされたドメインに関する検索結果が表示され、そこから、ブロックを解除することも可能です。(下図参照)
これからは、検索ユーザーにブロックされにくいタイトルタグの書き方といったことも、SEOにおける重要なノウハウになっていくのかもしれませんね。
(by Rod Hiroto Izumi, Founder & Co-CEO, Le Grand)
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