昨年に引き続きコミニュケーション・ラボの代表、また、多摩美術大学の教授でもある佐藤達郎 さんがルグランルームにご登場下さります。セッションに先立ち、先日、広尾の焼き肉屋さんで、弊社代表泉とエプロン姿でお肉を焼きながら、打合せを行いました。
佐藤氏が2004年にフィルム部門日本代表審査員を務め、また、それ以来、毎年参加されている“カンヌライオンズ”に関するお話からスタート。
今年の受賞作となったカールスバーグ・ビールのベルギーでのキャンペーン*や、アメリカのドラマ専門チャネル「TNT」がベルギーに進出した際の施策**の共通点として見られるのはリアルな体験。よりリアルなものが好まれる傾向にあり、これからのクリエイティブは「一回性」か「真正性」という二極化が起きるだろうというお話。また、それに伴い、広告を作るプレーヤーの顔ぶれも変わり、別の業界から新たな人材が参入してくることが考えられるという、広告業界全体の今後の方向性についても議題に上がりました。
また、佐藤氏が以前パネリストとして登壇されたカンファレンス「WOMMA(word of mouth marketing association) 」に今回2人とも参加を予定していることから(11月ラスベガスで開催)、ラスベガスのショー(O/オーを一緒に見るようです。笑)の話から海外カンファレンスに参加する醍醐味、更に、11月に出版を予定している佐藤氏の4冊目の本についてなど、3時間以上に及ぶ熱いディスカッションが繰り広げられました。
ルグランルームの佐藤氏のセッションでは(10/30(火)11:00〜11:45)、昨年の「ソーシャル・クリエイティビティ」から更に進化し、「一回性」と「真正性」をテーマに変わり続けるこれからのクリエイティブついて、お話いただく予定です。どうぞお楽しみに!
*映画館を借り切って、暴走族風な人達を座らせ、その中央に空いた2席に座ろうとするカップルを撮影するという内容。
**小さな町の通りに赤いボタンを設置し、ボタンを押すとテレビ番組のようなシーンが目の前で繰り広げられ、「YOUR DAILY DOSE OF DRAMA」とい大きな垂れ幕が目の前に表れるというストーリー。