2008.8.22

これも今年のSESでの新企画です。

auction1

「出品」されているドメインには、それぞれオークションの「スタート価格レンジ」が設定されていますが、一例をあげると、

Pay.com
Rebate.com

などは100万ドル(約1億1,000万円以上)と非常に高い価格がつけられていました。そのほか、

Ad.com
YouSearch.com
OnlineDiscount.com

などにも、2,500万円〜5,000万円の高値がつけられていました。

auction2

そのほか、面白いドメインとしては、

NetGuy.net
Male.org
Brand.net

なども出品されていましたが、果たしていくらで落札されたのでしょうか。。。


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2008.8.21

これも、今回のSESで語られているもう一つの共通テーマといえそうです。

panel

費用対効果が明確である、比較的低いコストでコンバージョンが獲得できるといったメリットから、欧米では、ここ数年でSEMがネット広告の中で、最大のシェアを占めるようになりました。特に、現在のような景気後退局面では、企業のCFO(最高財務責任者)がマーケティング部門に対して、費用対効果が客観的に測定・検証できないTVや紙媒体への広告出稿を控えるよう指示を出す、といったところまで来ているようです。

こうした最近の傾向を踏まえ、今年のSESではオフライン広告やディスプレイ広告の「再評価」とも言える動きが見られます。例えば、TV広告を行うと、それに連動して検索も増えることはデータでも検証されている訳ですが、その結果、SEMからのコンバージョン数が増えた場合、それをSEMだけの「手柄」とするのは、公平さに欠けるのではないか、といった議論が、色々なセッションで行われています。

これによって数値による費用対効果の測定・検証が不可欠であるという大前提が変わることはありませんが、オフライン広告やディスプレイ広告に対しても、正当かつ客観的な評価を与えることができるよう、新たな評価システムやプロセスを工夫すべき時期に来ている、ということのようです。

言うまでもありませんが、費用対効果には目をつむり、簡単に予算が「消化」できるからという理由で、いまだにSEMよりもバナー広告が売れ続けている我が国の状況とは似て非なるものですので、そこのところはお間違えなきよう。


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