なでしこジャパンの快勝で、幸先よく始まったロンドンオリンピック。
テレビでは、競技施設や市内の様子などを盛んに報じていますが、本ブログでは、ちょっと趣向を変えて、デジタルマーケティングの視点から彼の国を見てみたいと思います。
イギリスの人口は日本の約半分で、GDPで見た経済規模では日本の約1/3となっています。広告市場の規模も、上図の通り、2011年は日本の5.7兆円に対し、イギリスは1.9兆円ですから、ほぼ経済規模の差に比例して、日本の約1/3となっています。
ところが注目すべきは、 インターネットの広告の市場規模です。日本は8,063億円であったのに対し、イギリスは5,736億円と日本の71%に相当する水準となっています。
上述の通り、広告市場全体では、イギリスは日本の1/3程度の規模であることを考えると、イギリスのネット広告市場の大きさが分かります。ちなみに、2011年のネット広告市場は、前年比で17%の伸びを示しており、伸び率では日本(4.1%)を大きく上回っています。
実際、イギリスにおいて、インターネットは数年前にテレビを上回り、最大のシェアを占める媒体となっています。また、ネット広告に占める検索の割合が58%(日本は約30%)と高いことも、イギリスの大きな特徴となっていますが、もう一つ、特筆すべきは、イギリスがフェイスブック大国でもあるということです。Social Bakerの調べ によると、イギリスのフェイスブックユーザーは約3,000万人で、人口に対する普及率は約49%となっています。
このように、日本とは、様々な点で違いの多いイギリスにおいて、検索・ディスプレイあるいはソーシャルメディアが、デジタルマーケティング戦略の中に、どのように組み込まれているのでしょうか?
そこで、ルグランでは、来たる7/31(火)に下記の通りセミナーを開催し、本年2月に実施したSESロンドン視察ツアー のカンファレンスや現地ロンドンのデジタルエージェンシーへの企業訪問などを通じて得られた情報を、日本のマーケターの皆様にもお伝えしたいと考えております。
ロンドン五輪で注目の集まるイギリスのデジタルマーケティング最新事情に触れてみませんか?
【テーマ】
「変化し続ける市場で一歩先をいくために必要な実践的デジタルマーケティングとは? 〜SEO/SEM先進国のカンファレンス参加レポート〜」
【概要】
・日 時:2012年7月31日(火)16:00〜18:00(受付開始 15:30)
・会 場:新宿オークタワー会議室
東京都新宿区西新宿6-8-1住友不動産新宿オークタワー1F Room1(アクセス )
・定 員:40名
・対 象:
-経営者、取締役等の役員
-ウェブサイト運営担当者
-広報、PR、マーケティング担当者
-海外戦略企画の担当者
-製品・サービスの販促担当者
※法人様のみ、同業の企業様からのお申し込みはご遠慮下さい。
・費 用:無料
・主 催:株式会社ルグラン /株式会社インフォキュービック・ジャパン
・申込み方法:こちらの申込みフォーム よりお申込みください。(先着順)
【プログラム】
・第一部:
「検索エンジンマーケターに求められる意識改革〜SEM先進国イギリスから学ぶ〜」
株式会社ルグラン 代表取締役 共同CEO 泉浩人
・第二部:
「本場、米国のSEO最新事情とウェブ担当者が考えるべき今後のGoogle SEO対策」
株式会社インフォキュービック・ジャパン 代表取締役 山岸ロハン氏
・パネルディスカッション
・Q&A/個別相談/名刺交換