2009.3.14

seminar_title

メルマガや公開セミナースケジュールにてご紹介させていただいた“ルグラン初の書籍「SEM成功の法則」 出版記念セミナー”はおかげさまで大盛況の中、無事開催をすることができました。感謝の気持ちを込めまして、セミナーの内容を簡単にレポートさせていただきます。

loftwork_ground

今回のセミナー会場となったロフトワーク『Ground』はちょうど道玄坂を登りきった、国道246との交差点という、素晴らしい立地条件でした。ガラス張りのスタジオ風のセミナールームは、外からも中の様子をうかがう事が出来、道を行く人の関心を引いていました!

inside_ground

当日はお天気にも恵まれて、定員を大きく上回る40名以上のお客様にご来場いただく事ができました。来場者の皆様は個人でビジネスを運営している広告主の方、広告代理店のご担当の方や、広告の配信側となる検索ポータルの関係者の方まで、さまざまなジャンルの方々に集まっていただく事ができました。それぞれの持つ興味はちがうものの、SEMとCMSに対する関心度は高く、興味深々に前半のセミナーと後半のパネルディスカッションに聞き入っていた様子でした。

izumi

最初のセッションでは弊社代表取締役 泉 浩人による、“SEMの本当のロジックを知り、ビジネスの新たな活路を見いだす”ためのセミナーを開催させていただきました。参加した多くの方が既に泉の著書である「SEM成功の法則」をお読みになっていて、セッションの後に開かれた懇親会では“どうしてもここが聞きたったのです!”という質問が泉宛に個別に寄せられていました。会場アンケートの結果では、9割以上の回答者の方から、良い評価を頂くことも出来、参加者のニーズに沿ったセミナー内容を提供できたのではないかとおもいます。。

【本の内容はもちろんながら、泉のセッション内容はそのまま、弊社ルグランの“SEM広告運用のビジネスポリシー”と言っても過言ではありません。弊社のSEMコンサルティングサービスに興味のある方は、ぜひ一度ルグランまでお気軽にお問い合わせを!】

suwa

2つ目のセッションでは、株式会社ロフトワーク 代表取締役 諏訪 光洋氏による、“SEM+CMSがもたらすメリット”セミナーをお届けする事ができました。SEMとCMSは、実は切っても切れない関係だという事はわかっていましたが、諏訪氏がプレゼンテーションの中で発表していた “世の中の70%程のサイト制作プロジェクトが、実際は失敗に終わっている”という現実を聞いて、驚いた人は多かったのではと思います。しかしながら、この数字はCMSだけに限らず、SEMを始めた広告主の方にも当てはまるのでは無いかと思いました。

オーバーチュアやアドワーズのオンラインサインアップを使えば、だれでも簡単にSEMを始める事が可能ですが、これだけでは実際にはスタートラインに立っただけに過ぎないのが実情です。そこから広告主のSEMプログラムが成功するには実は多くの努力が必要で、CMS、SEMともに迷ったら、躊躇せず、信頼して運用、管理を任せられる良いベンダーを探すことが大事だという事が再認識されたかと思います。

panel_discussion

さて、2つセッションの後には、モデレータとしてメディアプローブ株式会社 代表取締役 渡辺 泰氏に参加をしていただき、“SEMを生かすためのサイト作りとは?”と題したパネルディスカッションを開催しました。業界の第一人者である面々が、時間の許す限り“熱い?!”トークを繰り広げて、SEMとCMSの正しい方向性について語っていただく事ができました。また、終了後の懇親会では色々な広告主の方とお話をする機会があり、生のお客様の声を聞く良い機会を頂く事ができました。

ルグランでは、今後もSEMと検索連動型広告がもたらす本当の可能性を伝えるため、より多くのマーケターのサポートするためのセミナーや情報提供をしていく予定です。ご期待ください。

最後に、セミナー実施のためにご協力をいただいた株式会社ロフトワークの皆様、モデレータを引き受けていただいた渡辺様、そして、平日のお忙しい中、お集りいただいた参加者の皆様、ありがとうございました。


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2009.3.05

既に、インターネットのニュースなどでご覧になった方も多いと思いますが、かねてより噂のあった、Microsoft社の新たな検索エンジン「Kumo」に関する情報がだんだんと明らかになってきました。

Kumo

この新エンジンには、Microsoftが、昨年買収した、Powerset社が持つ「自然文検索」に関する技術も取り入れられていることから、検索キーワードだけでなく、例えば「インターネットの普及で仕事の仕方はどう変わる?」といった「質問文」に対しても、適切な検索結果を表示できるのではないか、と期待されています。

また、上の画面キャプチャではちょっとわかりにくいのですが、検索結果の左側に表示される「カテゴリー」は、検索エンジンが定めた固定的な分類ではなく、個々の検索キーワードに対応したカテゴリーが、その都度、表示されるそうです。例えば、芸能人の名前で検索をした場合には、その検索結果と合わせて、「公演・チケット情報」「アルバム」「プロフィール」といった関連性の高い「カテゴリー」が自動的に生成される、ということのようです。

更に、もう一つ、このKumoの目玉になると噂されているのが、画像検索に関する新たな技術の搭載です。

ご存じの通り、これまでの画像検索というのは、画像のファイル名や、画像と一緒に表示されているテキストなどを読み込んで、検索キーワードに関連する画像を探し出してきましたが、Kumoにおいては、こうしたテキスト情報に拠らず、画像そのものを判別することができるようになると言われています。もし、こうした検索エンジンが登場すれば、将来的には「オバマ大統領が、ブッシュ前大統領ではなく、クリントン元大統領と一緒に映っている写真」だけを検索する、といったことも可能になる訳です。

確かに、最近発売されたMacのアプリケーションであるiPhoto’09には、写真に映った人の顔を検出して、自分の家族や友人の映った写真だけを探し出すことができる機能も搭載されており、画像認識に関する技術自体は、すでに実用化のレベルにあります。一方、ネット空間にあふれる膨大な画像の中に描写されている無数の「オブジェクト(=対象物)」を、Kumoの検索エンジンが、どのように認識・分類していくのか、非常に興味深いところです。

ともあれ、多くのユーザーに支持される新たな検索エンジンが登場することは、検索ユーザーにとっても、検索エンジンを使ってマーケティング活動を行っている広告主にとっても、選択肢が広がるだけでなく、Yahoo!とGoogleによる寡占状態に風穴を開け、競争の促進によるサービスの向上も期待できるという意味では、大いに歓迎すべきことだと思います。


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