2007.6.01

【検索連動型広告の基本5ヶ条】
1.キーワードに託された検索ユーザの「意図」を読む
2.キーワードのポートフォリオでリスクを最適化する
3.適正な入札価格は計算できる
4.効果的なタイトルと説明文を書く
5.リンク先URL(ランディングページ)の設定

検索連動型広告の基本5ヶ条の記事を読んで、これならSEO対策の方がコストもかからず、簡単に効果が上がるのでは?と思った方も多いでしょう。

確かにSEOも検索ユーザを顧客として取り込む有効な手段です。しかし、狙ったキーワードで1位表示が保証されるものでもありません。きちんとSEO対策を行っていくには、相当の手間がかかります。外注すれば、当然コストが発生します。

手間もコストもかかるけれど、広告を上回る効果も期待できるという点で、SEOは企業の広報活動によく似ています。

広告か広報かの二者択一には意味がないのと同様に、SEMとSEOはWeb戦略全体の中でバランスよく行われるべきものなのです。


Web STRAEGY vol.4の執筆記事を再編集したものです。

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2007.5.29

検索連動型広告をクリックして、表示されるページのことを「ランディングページ」と言います。

検索連動型広告のランディングページをどこにするか悩んだ末に、サイトにある色々な商品を見てもらいたいという思いから、トップページを指定してしまう広告主は少なくありません。

しかし、検索ユーザの行動特性を理解すれば、常にトップページをランディングページとして指定することが、必ずしも最適な選択ではないことは、容易にわかるはずです。

何か購入したいものがあって、ユーザが検索している場合、その検索ユーザの目的は購入を決断するために必要な情報を収集することです。

したがって、「海外旅行」という概念的に幅の広いキーワードで検索をしている場合、行き先や、旅行のグレード、手配方法などは、サイトを見てから決めようとしている可能性が高いと考えられます。

このような場合に、ランディングページをいきなり格安航空券のページにしてしまうと、「情報不足」で購買につながらない可能性が高くなります。

一方、「海外」というところまでは意向が固めている検索ユーザを、国内を含めたすべての旅行商品が並べてあるトップページに誘導してしまうと、今度は「情報過多」となり、これもまた購買の可能性を低くしてしまいます。

もちろん、ランディングページを基点にして、検索ユーザが自力で目的の情報やコンテンツを探し出してくれることもあります。しかし、クリックひとつで検索結果のページに戻れてしまうのですから、ランディングページに入ってからの数秒以内にお目当てのコンテンツが見つからなければ、気の短い検索ユーザは他の店に行ってしまうと覚悟しておくべきなのです。

Web STRAEGY vol.4の執筆記事を再編集したものです。

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