2013.10.11

ご存知の方も多いかと思いますが、10/1に開催されたGoogleアナリティクスサミット2013にて発表された新しいGoogleアナリティクスの機能に注目が集まっています。

Googleアナリティクスチームのブログにセッションの模様が伝えられていますので、ご一読をおすすめいたします。

多くのアカウントでリリースされ始めている新しいインターフェースでのアドバンスセグメントの紹介など既知の機能も多かったですが、個人的には、「オーディエンスレポート」の取得が近々可能になる、という点に大きな関心を寄せています。

既にGoogle AdWordsではリマーケティングタグを活用して既存ユーザーのプロファイルを推定し、それに類似するユーザーへ配信する「類似ユーザー配信」が出来るようになって久しいですし、個人的にはいよいよそのデータがGAにも反映されるようになったか、という思いです。

Google アナリティクス デモグラフィックデータ
【Google アナリティクス デモグラフィックデータ(Googleアナリティクスチームのブログより引用)】

また、ここ1年で国内での様々なDMP (Data Management Platform )プレイヤーが登場しており、オーディエンスデータを定量的に分析するインフラが整いつつあります。

これまでGA始め多くのアクセス解析ツールでは
「ユーザーがサイト内でどういう動きをしているか、どんなコンテンツに関心を持っているか」
という分析に留まっていましたが、今後は
「“どんなプロファイル”のユーザーがサイト内でどういう動きをしているか、どんなコンテンツに関心を持っているか」
という分析が主流になり、それぞれのプロファイルに適したサイト・コンテンツ作りが出来ているか否かがデジタルマーケティングの成功を左右することになるでしょう。

なお、本サイトやニュースレターでもお知らせした通り、ルグランは、本年3月に、デジタルマーケティング機能を統合したコンテンツ管理システムを提供するサイトコア株式会社と、マーケティングソリューションの分野で業務提携契約を締結しました。

パーソナライズ機能を導入した動的なサイトの構築・運用に興味のある方は、ぜひ、一度、ルグランまでご相談下さい。

(by 桑原 達彦, Consultant, Le Grand)

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2013.10.03

9/18、19の二日間に渡って開催されたad:tech tokyo。例年ルグランではad:tech tokyoで「ルグランルーム」を設け、独自の様々なセッションを開催してきましたが、今回は参加する立場として腰を据えて基調講演に参加する機会を得ることができました。

いくつかの基調講演の中で私が特に印象に残ったものがAdobeの基調講演「The Transformation of Marketing」です。

その中で、「これからのマーケターに求められる姿勢」について紹介された6つのポイントが大変興味深いものでしたので、ここで簡単に紹介させていただきます。

【これからのマーケターに求められる姿勢とは】

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1. Be a Data Guru.
“データグル”になれ。もっとデータを見ろ。

2. Do you know which metrics is matter most?
どの指標が、なぜその指標が重要なのか説明できるか?「従来からなんとなくCPAを100ドルにしていた」という考えではいけない。もっとデータを見るべきだ。

3. Do you know how to move the needles?
(例えるなら飛行機の操縦で使うあらゆるメーターの)針の動かし方を理解しているか?これからのマーケターはあらゆるデータを理解していないといけない。

4. Test Results immobilize Hippos.
高給取りの人、上司の人の意見が必ずしも正しいわけではない。テストで納得させる姿勢を持つべきだ。

5. Go Digital.
“デジタル化”しろ。あなたたちの顧客は既にデジタル化し始めている。新聞も雑誌もオンライン化している時代。オークションハウスの最大手Sotheby’sは、以前は富裕層に豪華なカタログを送っていたが、それをタブレット化し、動画などエキサイティングなコンテンツを増やしたことで大幅なコスト削減と売上アップを実現した。

6. Stay a Marketer.
常にマーケターであれ。データ分析にはまりすぎず、左脳も右脳もフル活用しろ。
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個人的には、これからのマーケターはあらゆるデータをハンドルできないといけない、と再認識する一方、最後の「Stay a Marketer」という言葉も大事にしたい考えです。

「ビッグデータ」という言葉が浸透して久しいですが、データを持つこと・見ることに傾倒しすぎず、そのデータを正しく理解した上で課題に対して何が見えるのか、何をすべきなのか、という「マーケター」の視点を持たなければいけないと改めて意識したいと思います。

(by 桑原 達彦, Consultant, Le Grand)

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