皆さんは、SES(Search Engine Strategies)と呼ばれるカンファレンスをご存知でしょうか?
実は、東京でも、2004〜2006年にかけて、SESは3度開催されたことがあるのですが、実際の運営は、展示会などを企画・運営するイベント会社に委託して行われたこともあり、スポンサーになっている検索エンジンや代理店が、自社の商品やサービスを宣伝するためのプレゼンをしておしまいという、内容的には非常に浅いものでした。
弊社は、毎年、米国のサンノゼで開催される本家のSESに参加していますが、こちらは「イベント」というよりは、企業のマーケティング担当者が、SEMやSEOに関する最新の動向や最適化手法を学ぶための「集中セミナー」という雰囲気で、(参加費が4日間で20万円近くすることもありますが)参加者が、壇上で話をする専門家達の話に真剣に耳を傾けて、熱心にノートを取る姿が非常に印象的です。(昨年のSES参加レポートはこちら。)
そのSESが、今年10月に、2年ぶりに東京に戻ってくることになりました。今回は米国でSESを主催するIncisive Media社が、東京での開催についても、その企画・運営に直接携わるということで、その内容も前回までとは大きく変わることになりそうです。
先日、Incisive Media社の副社長で、昨年からDanny Sullivan氏に替わってSESを主宰しているKevin Ryan氏や、東京開催の責任者を努めるMotoko Hunt氏らと、東京でのSES開催について、意見交換をさせて頂く機会がありました。
現在のSESの方向性は、業界関係者によるPRイベント的な要素は可能な限り排除し、「教育」「啓蒙」に重点を置いていくという観点から、スピーカーも厳選しているということで、その方針は東京のSESにおいても同様である、とのことでした。弊社からは、日本においても、ネットマーケティングの費用対効果を真剣に考えている企業の経営者やマーケターは増えつつあり、こうしたオーディエンスのニーズを満足させるためには、(まだ数は少ないけれど)SEMやSEOの本質を理解し、正しく実践・運用している本当のプロをスピーカーやモデレーターに選ぶことが成功のカギになるのではないか、といった点について、大いなる期待感をこめてお話をさせて頂きました。
また、今月18日からサンノゼで開催されるSESにおいても、「教育」「啓蒙」に重点を置いたスピーカー選びやカリキュラムの編成が行われているということで、前年までとは、違った趣のカンファレンスになりそうです。ちなみに、今回は、雑誌やネット媒体において、SEMに関する記事などを寄稿してきたこれまでの弊社の取組みから、プレス待遇にてご招待を頂けることになりました。
新装SESが、どう変わったのか、昨年同様、本ブログにて、現地サンノゼからも、随時レポートをお送りしますので、どうぞご期待下さい。
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by admin | 2008.8.06 SEM
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